2018年05月22日

言霊 布斗麻邇講座・萬のものこれによりて成り、成りたる物に一つとして之によらで成りたるはなし

もし、生まれて名前が付けられなかった人間がいるとしたら、これくらい災難はありません。誰々さんって呼ばれずに「これ」ということになりますと可哀想です。そういうことを想定しますと、名前はどれだけ人生においてとても大切です。

イは音図で言えば
 一、母音を縁の下の力持ちで支え、
 二、横に父韻で結ぶことによって母音を刺激し、いろんな現象を生む大本にもなる。
 三、生み出した物に全部名前を付ける。

ということは総て物を生み、名前を付けて、総ての責任を負うのですから、イとヰに「親音」と言う名前を付けた。母と父から生まれたのが親、母音であり半母音ですがイとヰだけが「親音」と言われます。

そうすると母音と半母音と父韻と子音、それと親音が整いまして「五十音」と名前がついたということになります。名前は色んな名前を付けます。今のお子さんは何か洒落た名前を付けられて幸せですが。

言霊・布斗麻邇「親音」(H18年9月・会報220-2)

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2018年05月21日

言霊 布斗麻邇講座・心の創造の根源

この目に見える世の中では「あっ、あそこに橋が出来たな」、「広場に大きな建物が建った」、「お米がたくさん採れた」といった具合に、創造ごとに社会は発展して行きます。

心の創造はどういうものなんだとなると、作ったものに名前を付ける、その名前そのものが発展していくことになります。

昔はテレビ買う家なんて百軒に一軒くらいしかなくて、買った家に見に行きました。それが誰にでも買えるように安くなった。最近は薄型になって、それも大型で安くなって買えるようになったと思ったら、今度は安すぎてテレビを製造している会社は価格競争だと。

そのように作った物のラジオやテレビ、薄型が出れば高画質と言ったように名前が発展していきます。名前が発展していくことが心の創造ということになります。その創造の根源がイとヰ。

言霊・布斗麻邇「親音」(H18年9月・会報220-2)

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2018年05月20日

言霊 布斗麻邇講座・名付け

この働きは皆さん案外気が付かない、どんなに心の中で生産し創造しましても、土を耕し、花を咲かせましても、その花に名前が付かなかったら、ただ「アゝゝゝゝゝゝ」と言うしかない。

人間がこの世の中に住んで文化活動をするためには作った物に名前を付けなければなりません。この名前を付ける唯一の主、言霊イの独占です。この名前を付けるということは考えるとものすごく重要なことです。

創造するということを考えますと、大概この世の中にいて家を造ったり、橋を造ったり、農業では米を作ったりする創造、創り出す。これは確かに創造ですが、心の面での創造って何だ。

心は色んな現象を創造しますが、その創造の一番の締めくくりとして名前を付けること。農業で米を作ったり、建設会社が橋を渡したり、家を建てたりしましても、物には名前を付けません。言霊イの性能が名前を付ける。

言霊・布斗麻邇「親音」(H18年9月・会報220-2)

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2018年05月19日

言霊 布斗麻邇講座・ウオアエの四つの母音を統括し刺激する原動力

同様に学問のオの性能(赤珠音図イ段)に八つの父韻(キチミヒシニイリ)を使って「お前、頑張れよ」と後押ししますと、学問の意欲が心の中に芽生えてきます。

同様に感情の社会現象は宗教と芸術ですから、アの性能(宝音図イ段)にイの生命意志が八つの父韻(チキリヒシニイリ)を使って宗教活動、芸術活動が起こってきます。

エの性能(天津太祝詞)に八つの父韻(チキミヒリニイシ)を突っつけば政治活動が出てまいります。

以上のように言霊イは後のウオアエの四つの母音を統括し刺激する原動力になります。これが音図の縦の活動です。
次に五十音図の横の繋がりを量って母音イは八つの父韻を使うことによって、一切総ての活動を創造します。

イヰの活動は音図の縦にも横にも創造意志として一所懸命に働くことになります。

言霊・布斗麻邇「親音」(H18年9月・会報220-2)

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2018年05月18日

言霊 布斗麻邇講座・父韻の働きがけで人間性能の社会現象が起る

伊耶那岐・伊耶那美が人間の一切の動き、現象の根源、これより向こうはない。日本の神社神道では伊耶那岐・伊耶那美の神様を一番上の神様として崇め奉っております。一切の宗教はこの神様を最高主神として尊敬しています。

一切の原因をこの二人の神様がやっているということになりますと、この神様はどんなことをやっているのかを大雑把に三つ申し上げます。

五十音図を縦に四つの母音をイが統括して占めております。ウから出てくる現象を欲望と申します。その欲望が強くなりますと、自分だけだと金の集まりが悪いから、大勢ならもっと集まるだろうということで会社を起こします。

そうやって大きな経済機構がウという人間の性能(天津金木音図)から生まれてまいります。産業経済、総てそうです。従業員が一二百万人もいる会社を起こすことも出来ます。人間の欲望から発達してくる社会の産物が産業経済です。

ウの欲望の世界は自らが何も動きません。ウに働きかける八つの父韻が縁の下の力持ちですから、ウンと支えて活動させますとジャンジャンと子供が出てまいります。その子供たちが産業経済を発展させる、働かせるのが言霊イです。

ウから出てくる人間の一切の性能が、イの生命創造意志のエネルギーによって出てまいります。「金が欲しいな」と人間の心の中にある創造意志が、言霊ウを突っついて「お前の番だよ」と。

言霊・布斗麻邇「親音」(H18年9月・会報220-2)

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2018年05月17日

言霊 布斗麻邇講座・分れるエネルギー

イヰが生まれましたからそれぞれの音図が出来上がります。

iwasaka.gifウからどうしてアワと分かれるのか、アからオエ、ワからヲヱと剖半するのか、母音というのは厳然たる宇宙としてあるが、自ら働きかけて何かをするということは決してない。

自ら剖半するエネルギーは何処から来るのかを不思議に思われるでしょう、どうして起こり得るのか。又は、母音と半母音の間を八つの父韻が結びつけますと現象が起こる。その現象が起こってくるエネルギーは何処から出てくるのだろう、ということも考えなければなりません。

現象が起こるエネルギーは何処から来るのか、「イザ」と登場しましたイ(伊耶那岐)とヰ(伊耶那美)の神様は縁の下の力持ち。この宇宙一切の動きはこの二人の神様が司ってをりますが、母音が何処から生命のエネルギーをもらっているのかは、この二人の神様、ここで行き止まり。

言霊・布斗麻邇「親音」(H18年9月・会報220-2)

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2018年05月16日

言霊 布斗麻邇講座・五つの心構え

5_onzu.jpg五十音図をこのように表わしますと人間の心の構造がどういうものか、よく分かります。ウを中心とした音図(天津金木音図)が今の小学校で習う縦にアイウエオ、アカサタナハマヤラワが横に並ぶ五十音図しかないとお思いでしょうが、実は人間の心には五様の音図がございます。

他に四つの音図がございます。一番簡単で質素な音図は赤ちゃんがオギャーと生まれて授かっている心の構造(イ)はどうなっているかを表わしている天津菅麻音図。

大きくなって屁理屈を言うようになる、原子爆弾はこう作るとか、日本の政治はこうやるとか、TVなんかでしている議論、学者さんの言っている学問理論をする人の心構え構造(オ)を表した赤珠音図。古事記の神話の最後に「赤珠はおさえひかれど」という歌からとった音図です。

その次に人間の感情、アを中心にした音図のア段がア・タカラハマサナヤマ・ワと並びますので宝音図と言います。

地球上に住む人類がいつも平和で戦争なんか夢にも考えない、素晴らしい国家集合体になることが出来るエを中心にした天津太祝詞音図。ア段がア・タカマハラナヤサ・ワと並びます。

言霊・布斗麻邇「親音」(H18年9月・会報220-2)
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2018年05月15日

言霊 布斗麻邇講座・遷宮の神事

shin_no_mihashira.gif国之御柱と天之御柱が一つになって立っているのが人間ですから、この柱を「心柱」とも言います。

伊勢神宮本殿の八咫の鏡が置いてある床の真下に、忌み柱、御量柱、心柱とか言われる大体長さ五尺くらいの白木の柱が立っています。これが伊勢神宮の神事の中で最高の神事と言われております。

二十年に一度お社を移す遷宮、全部お社を建て終わった晩に、伊勢神宮の偉い人三四人が、誰も寝静まった世の中の十二時に前の所から新しいお社に持っていく、これが最後の儀式。移し終えて立てられたら御遷宮は終わったということになります。

全部新しくするのですが、もともとあった柱だけは移すという儀式だそうです。申し込めば何方でも、旧い建材をお賽銭の時に細かくして配っています。檜の木が多いですから。何千経っても檜の木の香りは素晴らしい香りです。

言霊・布斗麻邇「親音」(H18年9月・会報220-2)

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2018年05月14日

言霊 布斗麻邇講座・人差し指を一本、立てる

5_onzu.jpg母音が出てきて父韻が出たとのですから図を変えて説明しますと、図のような五十音図が出来上がります。五十音図は先に申しましたように四つの性能の母音に働きかける、天津金木(ウ)、赤珠(オ)、宝(ア)、天津太祝詞(エ)の四つの音図が出来上がります。

禅坊主が一生座禅をしていて何を求めているのか、人間の心に立っている柱、この柱が確かに立っているということを表わすのをどうしたかと言うと人差し指を一本、立てる。

これを無門関では「倶胝堅指」、天竜一指立の禅と言って、どんな質問をしても天竜さんというお坊さんは、こうやって指を一本立てた。「あなたはどう思いますか?」の答えは、指を一本立てた、それで有名でした。少しは物知り顔を見せとかないと。(笑)

人間の心の中にはこの柱が立っている(指を一本立てた)、如何なる言葉もこの柱から出てきて、終わると記憶としてこの柱に戻ってくる。この柱は一切の人間の言葉がここから出、宇宙を駆けずり回り、終わったらこの柱にスーッと返る。

言霊・布斗麻邇「親音」(H18年9月・会報220-2)
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2018年05月13日

言霊 布斗麻邇講座・最後の時の「イザ」

この11行からどうして先天の構造が分かったのか、不思議も不思議、だから嘘っぱちを言っても分からない、でも噓ではないのです。では、どうして目に見えない複雑な頭の構造を古事記のたった11行からこういう原理を作り出して行ったのか。

考えたらゾッとするほど不思議、その話しをもし、今日時間があったら申し上げようと思います。そこに生きた人間というものの生命の不思議さがよく分かってくる物語が出来上がってきますので。

そうしますと、先天の十五の構造は出来上がりました、最後の時にこの神様が現れる。だから「イザ」、「去来行かん」と言いますでしょ。昔は今の人には絶対に分からないと思います。

「去来」と書いて「イザ」と読む、戦争前の人でないと分からないと思います。又は「去来」と書いて「心」とも読む。これも分からない。最後にこの神様が「さぁ、行こう」と号令をかけるから、「綺麗だな」とか「腹減ったな」とかの言葉が出て来る。

と同時に「去来」を「心」と読む、心の主体(岐)と物の客体(美)の一組が揃っておりますから「イザ」としますとここに32の子音が生まれてきます。

昔の人は先天構造全体を「神鳴り」と申しました。雷鳴、ピカッ!と光ると雷鳴がゴロゴロっと聞こえてきて子音が生まれるという喩えです。古事記では「子生み」と申します。

言霊・布斗麻邇「親音」(H18年9月・会報220-1了)

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