2020年05月27日

言霊 大祓祝詞の話(その三)・荒ぶる音図

 斯く依し奉りし国中(くぬち) に、荒ぶる神等をば、神問はしに問はし賜ひ、神拂ひに拂ひ賜ひて、…… 神漏岐・神漏美である言霊原理の完成・自覚者が、皇孫邇々芸命と呼ばれる聖の集団に安らかな良き国を建てよと委任した国土の中には、荒ぶる神の行いをする人達が満ちていました。

amatsu_kanagi.png荒ぶる、の語源はアラの音図が示される思想を運用・活用するという事です。言霊学上、言霊ウである五官感覚に基づく欲望性能を人間の五種の性能の中心に置いた心の構造を示す五十音言霊図を天津金木音図といいます(図参照)。

この音図で示される思想の内容が上段のアからラまでの展開で表される事からアラ(荒の音図と呼ばれます。また、「ふる」とは運用・活用するの意でありますので、この性能を中心に置いた行為を身上とする思想の持主を「荒ぶる神」と言うのであります。

即ち自らの持つ腕力、武力、金力、権力等を自負して社会の生存競争を勝ち抜いて行おうとする思想・主義の持ち主のことであります。古事記の神話で言うならば、天孫降臨以前に「この国を治めていた須佐男命の霊統をひく大国主命、事代主神、建御名方神等の神々を指します。

(次号に続く)【収載】百五十四号(平成十三年四月)

posted by 管理人@言霊百神HP at 09:00| 東京 ☀| Comment(0) | コトタマノマナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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