2020年08月12日

言霊 大祓祝詞の話(その七)・哲学理論のアイマイさを斬り拂って

この時、天照大神の天津太祝詞音図である十拳剣という完璧な判断力を備えた大船中の大船を、舳先の綱も艫綱も解いて、いよいよ世界人類六十億人を乗せて第三文明時代の大海原に出航させる事となるのです。日本の古歌はこの事を次のように称えております。

 なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな

 彼方(おちかた)の繁木が本を、焼鎌の敏鎌もて、打ち拂(はら)ふ事の如く、遺る罪はあらじと、――
 「彼方の繁木が本」とは並んで生えている木の枝が無数に分かれて茂り、何処が幹でどこが枝だか見当がつかなくなった状態の事です。

茶の木は枝の先の茶の葉を摘み易くするために、枝先を円形に切り揃えます。そのため枝は四方八方に枝を分け、枝と本との区別がつかなくなります。茶の木林などと呼びますが、これは複雑な哲学理論が入り組んで、論と結論の区別がつかない事に譬えられています。

この元も先も分からない枝を、「焼鎌の敏鎌」即ち鋭い鎌でもって、混み合っている枝をバサバサ斬り拂ってしまうように、個人の経験に基づく哲学理論のアイマイさを斬り拂ってスッキリと論・結論をはっきりさせてしまえば、という意味であります。

つづき
posted by 管理人@言霊百神HP at 09:00| 東京 🌁| Comment(0) | コトタマノマナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする