2020年08月10日

言霊 大祓祝詞の話(その七)・精神最高の構造を示す大船

 朝(あした)のみ霧のみ霧を、朝風夕風の吹きふ事の如く、――
 高天原の言霊布斗麻邇の原理に則った実相そのままを表わす言葉ではなく、黄泉国の個人々々の経験知識の言葉による社会には必然的に歪が生じ、世の中全体が霧に包まれた如くに真実の相が把握できなくなります。

そこに陰陽(朝夕)の塩盈(み)つ珠、塩乾(ひ)る珠(父韻)の操作宜しき政治の運用によってその霧を吹き掃い、明るい実相に満ちた世の中を実現することのように、の意であります。

 大津辺に居る大船を、解き放ち、解き放ちて、に押し放つ事の如く、――
 大津辺とは港のこと。大船の舳とは舟の船首、艫とは船尾のことです。では船は何を表すかと言いますと、仏教で謂う大乗・小乗、即ち人の心を乗せる乗物の事であります。

伊勢神宮の御神体である八咫鏡を乗せている船形の台、これを と呼びます。大船とありますので、大乗の乗物の事で、祝詞の大船は大船中の大船である人間精神最高の構造を示す天津太祝詞音図のことであります。

地球人類を乗せて、物心共に豊かで調和のとれた世界歴史創造の海を航海するべきこの精神の大船は、ここ二・三千年の間、船首も船尾も港の岸壁に繋がれて海に乗り出す事がありませんでした。

(次号に続く)【収載】百五十八号(平成十三年八月)

posted by 管理人@言霊百神HP at 09:00| 東京 🌁| Comment(0) | コトタマノマナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする