2020年08月06日

言霊 大祓祝詞の話(その七)・朝廷の儀式の黙示

 『その昔、行われた天孫降臨は、世界の高天原地方から生命の主体の原理を把握した覚者神人の団体が、平地に降って、合理的な国家社会を地上に創設した事であった。

その人類最初にして然も永劫不変、天壌無窮、万世一系の道義社会の責任者、指導者、経営者が天津日嗣天皇として、全人類に祝福された伝統を、その間必要な或る時期には天の岩戸隠れ、入涅槃の過程を辿りながら、また時に当面の経綸の企図方針に応じて、幾度か皇朝の変革維新を行いながら、三種の神器であるその原理そのものの伝統は、今日まで連綿として悠久一万年に亘る歴史を経過しつつ、高天原日本のうちに継承保全して来た。これが皇御孫命の朝廷の歴史を通じての真姿である。

 天皇が毎年行って来た新嘗祭及び大祓の「の儀」は一代に一度行われた即位式大嘗祭の儀を小規模に繰り返す式典であって、「御麻」「節(よ)折り」「壺」等の儀がある。

この祭典に執行されるすべての仕草(動作)と、これに用いられるすべての器物は、悉くこの不変不滅、恒常普遍の伝統の原理を形と動作を以て示し現わした黙示であり、呪事呪物である。

すなわち此の仕草と器物は文章(言葉)を以て示された大祓祝詞に内臓されている原理と一体をなすものであり、また言霊五十音布斗麻邇であるこの原理を同じように呪文を以て黙示してある古事記、日本書紀の内容ともまた同一の意義を有するものである。

呪文呪事を呪文呪事と知ってその謎を釈いて、その真態を現わす時、神道とは唯一の系列の布斗麻邇三種の神器の原理であることを知る。

(次号に続く)【収載】百五十八号(平成十三年八月)

posted by 管理人@言霊百神HP at 09:00| 東京 🌁| Comment(0) | コトタマノマナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする