2020年08月03日

言霊 大祓祝詞の話(その七)・国民に理解できるように書き分ける

 高山のいほり、短山のいほりを溌(か)き分けて聞し召さむ。――
 「高山のいほり、短山のいほり」とはの意で、五(アイエオウ)を基本原理として組み立てた百音図の法則の事であります。そこで高山のいほりとは、百音図の中の上段の原理、短山のいほりとは下段の原理という事となります。

 「溌き分けて」とは、「書き分け」の謎です。上段の法則と下段の法則とを書き分けるとは如何なる事なのでしょうか。

上段は言霊原理自覚・活用の高天原の世界の原理であり、政治を行う方の物の見方、即ち言霊原理そのものの世界の事です。下段は言霊原理を自覚せず、黄泉国の物の考え方、即ち概念的知識を基本とした考えを以て生活を営む人々の集まり方であります。

 政治を行う場合、朝廷の政庁に於いて、言霊原理に則り「かく為せ」の方針が決定されましても、その上段の決定をそのまま国民に示しましたのでは、言霊原理を自覚しない国民の側はその内容・方針・目的が理解出来ません。そこで「書き分け」が必要となって来ます。

(次号に続く)【収載】百五十八号(平成十三年八月)

posted by 管理人@言霊百神HP at 09:00| 東京 🌁| Comment(0) | コトタマノマナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする