2020年06月19日

言霊 大祓祝詞の話(その四)・何が良い事か、悪い事かの判断が分からなくなる社会現象の原因

 以上、大祓祝詞の天津罪の一つ一つについて説明して来ました。御理解頂けたでありましょうか。この天津罪について一つ附け加えておきたい事があります。

天津罪といわれるそれぞれの罪の内容は、ここ千年、二千年の歴史の中では、それが悪い事だと思われず、当然の如く行われてきた事なのであります「大道廃れて仁義あり」と言われます。

「大道」と呼ばれた言霊布斗麻邇の原理が社会の表側から隠没した後、人間社会の政治・道徳の判断をするに当り、人間天与の判断能力(言霊エ)を忘れ、その代用品として各国家の法律とか「何をすべし」「何をすべからず」の規則によって善悪の判断をせざるを得なくなりました。

そして、その代用品である、第二、第三次的な規則による人間行為の規制の世の中が長く続く事によって、人々はその規則以外に善悪判断の規準はないものと思い込んでしまいました。

第二、第三次的規準でありますから、人々は時によってその定められた自らの法律を社会全体が遵守出来ない事態も起こることとなります。「超法律的措置」という言葉が使われます。

この時、人々は「何が良い事か、悪い事か」の判断が分からなくなります。この様に現代の人に何が良く、何が悪いかが分からなくさせる原因となるもの、それが天津罪という罪なのだ、という事が出来るのです。「人間とはそも何者ぞ」という根本原理である言霊布斗麻邇の学問が復活して、ここに初めて天津罪の内容が明らかとなりました。

(次号に続く)【収載】百五十五号(平成十三年五月)

posted by 管理人@言霊百神HP at 09:00| 東京 ☀| Comment(0) | コトタマノマナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする