2020年06月16日

言霊 大祓祝詞の話(その四)・五十音図を田にたとえて

 桶放ち ── ヒハナチ
 桶(ひ)とは水を導いて送る長い管、またはせき止めた水の出口に設けた戸で、開閉して水を出入りさせるもの、の事と辞書にあります。

人間の生命の流れは母音より八つの父韻を通り半母音に向かって流れます。アよりワ、イよりヰ、エよりヱ、オよりヲ、ウよりウに流れ、それぞれ歴史を創造します。

その流れの緩急が程よく行けば社会は常に平穏無事でありますが、母音より半母音への流れ路が取り払われ、また緩急の調節が出来なくなると、社会の進歩は急変または停滞することとなります。これが樋放ちであります。

 頻蒔き ── シキマキ
 穀物の種子を播いた上に重ねてまた種子を播き、穀物の生長を害すること、と辞書にあります。天照大神の営田は音図向かって右から左へアタカマハラナヤサ・ワの順で種子が播かれます。その事で物事は初めより終わりに向かって滞る事なく遂行されます。

それが例えば、タから始まり、タカマまで来た時、マに表徴される事態が既にほとんど完了してるのに、その過程の百パーセントの完了に執着して、マ・マ・マと何時までもその段階の行為を繰り返し、先に進まないような事態に陥る状態を指している事でありましょう。

(次号に続く)【収載】百五十五号(平成十三年五月)

posted by 管理人@言霊百神HP at 09:00| 東京 ☀| Comment(0) | コトタマノマナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする