2020年06月15日

言霊 大祓祝詞の話(その四)・八つの天津罪

 さて、次は天津罪の中の個々の罪について説明して参ります。
大祓祝詞には畔放ち、溝埋め、桶放ち、頻蒔き、串刺し、生剥、逆剥ぎ、屎戸の八つの罪が説かれています。

 畔放ち ── アハナチ
 古事記の神話では、天照大神は営田(みつくだ)を耕していらっしゃいます。また神衣(かむみそ)を織っていらっしゃいます。

田も衣も縦横に線を引いた形である所から、五十音言霊図表に基づいて言霊を運用し、人類の歴史を創造して行く事を表徵しています。

天津罪の「畔放ち」とは五十音図表の言霊を仕切っている線、即ち評を取り去ることを言います。五十音図の言霊の縦の配列は五つの次元の相違を、横の配列は八つの父韻による実相変化の律を表しますから、その仕切りである畔を取り払う事とは文明創造の営みの秩序を破壊するととと受け取られます。

 溝埋め ── ミゾウメ
 溝(みぞ)とは水を流すため地面を細長く掘ったものを謂います。五十音言霊表の運用を潤はす生命の流れの通り路を埋めて言霊の気の働きを妨害すること、と思われます。

(次号に続く)【収載】百五十五号(平成十三年五月)

posted by 管理人@言霊百神HP at 09:00| 東京 ☀| Comment(0) | コトタマノマナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする