2020年06月07日

言霊 大祓祝詞の話(その三)・言霊原理を最高の規範として

 右の道理を「下津磐根に宮柱太敷き立て、高天原に千木高知りて」というのです。人間が生来持って生まれた天津菅麻音図を土台として、人間の最高の営みである文明創造の政治の庁の組織を制定するとき、先の序文で示されまたアイエオウの天津太祝詞音図に従った朝廷の役職の五段の順序が出来上がります。

即ち、天皇(スメラミコト)=ア、比礼挂くる伴男=イ、手襁挂くる伴男=エ、靭負ふ伴男=オ、劒佩く伴男=ウの五段階のことであります。

皇御孫命の瑞(みづ)の御舎(あらか)仕へ奉りて、天の御蔭(みかげ)、日の御蔭(みかげ)と隠(かく)りまして、安国と平けく知しめさむ。
 皇御孫命の瑞の御舎仕へ奉りて、と言いますと「皇孫邇々芸命の美しい御舎に奉仕する」と解釈して当然です。しかし大祓ではこの解釈は適当ではありません。形而上的・精神的な意味を言っているのです。

「舎」(あらか)とは、昔、言霊五十音を粘土盤の上に神代文字で刻み、それを焼いて瓦(かわら)としました。「言(ことば)は神なり」でありますので、明らかに神を顕わすの意で「あらか」と呼びました。また甕(みか)とも甕神(みかがみ)(御鏡)ともいいました。

即ち五十音言霊布斗麻邇の原理のことです。言霊原理に仕えるとは原理を最高の規範とし政治を行うの意であります。

皇御孫命(すめみま)とは、ここでは単に天孫降臨した邇々芸命というのではなく、言霊原理から数えて二の二、即ち三次的な芸術である社会建設を行う代々の天皇の意と取った方が適当でありましょう。

(次号に続く)【収載】百五十四号(平成十三年四月)

posted by 管理人@言霊百神HP at 09:00| 東京 ☀| Comment(0) | コトタマノマナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする