2020年06月04日

言霊 大祓祝詞の話(その三)・人間の心の土台の上に文明創造の営みが展開される

下津磐根に宮柱太敷(ふとし)き立て、高天原に千木高知りて、
 大自然の生物としての人が生来授かっている人間性能、即ち生まれたばかりの赤ちゃんの精神性能を表した五十音言霊図を天津菅麻(すがそ)といいます。

清々(すがすが)しい心のという意味であります。この音図の母音の縦の並びは上よりアオウエイとなります。「下津磐根」の「下津」とは、この母音の並びの一番下である言霊イ段となります。このイの段に「磐根」即ち五十葉音の五十音言霊が展開し、存在しています。

古代に於ける布斗麻邇の原理による政治の要諦は、先ず「人間とは何か」の最初の認識である人間天与の精神構造を表わす天津菅麻音図の自覚から始まります。

 人の心を言霊イの次元で見る時、そこにはアオウエイ五十音言霊が存在するだけで、これより多くも少なくもなく、また、他の何者も存在しません。

人間の心は五十個の言霊によって構成されます。仏法を求めて旅する三蔵法師の供をする孫悟空は阿彌陀様の掌(たなごころ)に乗せられ、それから外へは行く事ができません。掌とは田の名の心、また田とは五十音図の事であります。それが人間の心の土台です。この土台の上に人間の文明創造の営みが展開されます。

(次号に続く)【収載】百五十四号(平成十三年四月)

posted by 管理人@言霊百神HP at 09:00| 東京 ☀| Comment(0) | コトタマノマナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする