2018年06月12日

言霊 布斗麻邇講座・陰陽を糾う

ここに伊耶那岐の命詔りたまひしく、「然らば吾と汝と、この天之御柱を行き廻り逢ひて、美斗(みと)の麻具波比(まぐはひ)せむ」とのりたまひき。

ここにその妹(いも)伊耶那美の命に問ひたまひしく、「汝(な)が身はいかに成れる」と問ひたまへば、答へたまはく、「吾が身は成り成りて、成り合はぬところ一処(ひとところ)あり」とまをしたまひき。

 人間の性のことを謂っています、「成り合はぬところ」とは男女の体の一処のことを謂っていますが、何故、宇宙から言葉を発した淤能碁呂島から一転して男女の一処のことを言うのか。

 人間が発声する言葉と人間が結婚して子供をつくるのは人間生命の直接の働きです。人間生命の法則をそのまま表現は違っても、そのまま表わしている。直接の男女の交わりということも生殖反応として、生命直々のものですから言葉を表わすことは可能なのです。

 ですから全然言い方を変えて、男女関係の結婚になぞらえて「言葉というのはこのように創るものですよ」ということを説明する段に入ります。ここで一転して、男である父の父韻を表わします。女である伊耶那美命は母の母音を表わします。説明の仕方がガラッと変わりますのでご注意下さい。

言霊・布斗麻邇「日本語の真髄」(H18年10月・会報221-2)

posted by 管理人@言霊百神HP at 09:00| 東京 ☔| Comment(0) | コトタマノマナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする