2018年06月03日

言霊 布斗麻邇講座・自分が自分でない状態

消防士の一人がハシゴに上って一人、二人とハシゴ車に乗せ、さて降りようとした時に、救出した人から「もう一人いる」と告げられ、その時は既に火が回っていて、これ以上この階に留まっていると危険な状況でしたが、即座に火中に戻って残っていた人を救出してハシゴ車へ乗せた。

ところがハシゴ車は定員五名で、自分が乗るとハシゴ車の滑車が上下出来ない。「俺はここに留まるから皆下りて下さい」と送り出して後、残った消防士を助けるためにハシゴ車上がった時には火だるまになって亡くなっていた。その話をお寺のお坊さんが聞いて供養のためにお地蔵様を立てたということです。

となると、ウとオに関するだけの「私」とすると、かけがいのない生命を譲るという発想は出てきません。自分が自分でない状態、自分というのがどういう生物なんだと問い正す時に現れ出てまいります。

宗教的には神とか仏とかは何処にあるのか、そうなりますと難しい宗教的な問題になりますが、「愛」を人間の心から出てきて他人に与えることは比較的に易しいことですが、自分の持っている唯一つの生命をその人に捧げてしまうということは、なかなか計算通りの中からは出てきません。

言霊・布斗麻邇「おのごろ島」(H18年10月・会報221-1)

posted by 管理人@言霊百神HP at 09:00| 東京 ☁| Comment(0) | コトタマノマナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする