2017年05月27日

言霊 言霊学講話・良いにつけ悪いにつけ総てを取り上げる

これからお話申し上げる「禊祓」は古神道言霊原理の総結論、この二三千年の間、人類の誰もが予想だにしない、人類の歴史を創っていく手立て、方法を述べている行法です。理論的に考えただけではお分かりにならないかもしれません。

何故かと申しますと、キーワードは「霊葉」(ヒバ:光の言葉)霊は言霊のこと、言霊原理に基づいた言葉のことです。禊祓と申しますのは、人事、外国の文化等を人類文化に引き上げる場合に「良いところだけを取り上げよう」というやり方ではないのです。

今の取捨選択ではなくて、良いにつけ悪いにつけ総てを取り上げる。(摂取不捨)その実体を微々も損なわないように人類文明に引き上げる。そのようなことが出来るのかと思われる人類文明を創っていくやり方なのです。

キーワードの「光の言葉」を今日のお話で私がうまく話せるか、どうか。自信がございません、「どうしたらいいんだろう…どうしたらいいんだろう…」と昨夜遅くまで考えておりました。考えても分からないから「勝手にしやがれ」とふて寝してしまいました。


言霊学講話「摂取不捨」(H16年6月・会報193-02)

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2017年05月26日

言霊 言霊学講話・歴史の創造主

ところが、言霊の原理に照らし合わせた最近の人類一万年の歴史をよく見通しされますと、100%完全で合理的な粛々とした歴史なのです。

自分の心が粛然と言霊の原理通りに動いていると少しずつお分かりになりますと、それと同様に人類の歴史は一つの経綸上、計画の上を一寸の狂いもなく進行している。総てのものが合理的であることがお分かりになります。

そうしますと、今後の地球上の歴史がどのように進んでいくかが一目瞭然です。どんなことが地球上で起ころうと決して驚かない。至極当たり前に受け取ることが出来るようになります。

と同時に、そういう歴史の中に生まれた自分という者が、力ない自分という者が、歴史の進行にちょっとした心がけによって大いに参画できることもお分かりになります。

そして言霊の原理の奥義に触れられましたら、自分がこういう世の中に生まれ合わせたことに誇りを持たれ、世の中に役立つ勉強に接していただきたいと思います。


言霊学講話「創造主」(H16年6月・会報193-01了)

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2017年05月25日

言霊 言霊学講話・何を信じるか

何を信じるかと言えば、本に書いてある事、私が言った事がその通りに自分の心が動いているかどうか。又、そう思っているかどうかをご自分で確かめていただきたいのです。

これは難しいと思われるでしょうが、一つでも「そうなっている」と発見しますとやたら嬉しくなります。

心ってそういうものだったのかを知りますと、機器のマニュアルは操作方法や手順を解説していますが、それと同じで、言霊の人間の心の動きも同じことを言っていることがお分かりになります。

人間の心は素晴らしい合理性をもって動いている、一遍の齟齬もなく動いている。今の世の中、これは何方もおっしゃることですが、「こんなに暗い世の中にどうしてなってしまったのか」と嘆かれる程、現実に悲惨なことが起こっています。


言霊学講話「創造主」(H16年6月・会報193-01)

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2017年05月24日

言霊 言霊学講話・自分の心を観る

私の先生はものすごい物知りで「法華経の第何章にこういう言葉がある」というように自由自在に経文や聖書を引用し、「こういうように書いてあるからこうなんだよ」と説明されましたが、法華経の「ほ」の字もしらない私には何が何やらサッパリ分かりませんでした。

知りたければ自分で勉強する以外に方法はございませんでした。私は「この爺さんに分かることなら、私に分からないはずはない」と角川や岩波の宗教本(仏耶儒回教)を買い漁って大回りをしながら勉強させていただきました。

ですから拾った宗教の知識をチョコチョコひけらかすこともございますが、これも先生が「私は坊主でないよ」と言ってくださったお陰と思っております。というわけで、この言霊学は理論的にお分かり下さいましたら終わりではございません。

その理論的に書かれたのが真実であるか、私を信用くださり、言ったことを真実だと思って下さるのは光栄ですが、私のようなヘナチョコを信じず疑うのが正当です。


言霊学講話「創造主」(H16年6月・会報193-01)

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2017年05月23日

言霊 言霊学講話・精進って何だ

下には風を避けてくれる杉の木立、前には灌木の低い雑木林、ポカポカとお日様が当たり、その先は池があり水鳥が泳いでいる長閑な場所に陣取りまして、三ヶ月通ったことを覚えています。

そこで変わったことも見せてもらいました。それは、禅の「空」って何だ、何だ、と何ヶ月も坐りましたら起こったことですが。

私は「空」とか「南無阿弥陀仏」とかの質問や、家族に対してどんな態度で接すれば良いのかを質問されましたら、言霊の質問と同様に答えさせていただいています。

私の先生との時は言霊学が完成していない時でしたから、先生は言霊学を発掘する方に精力の半分以上を割いておられました。

先生に仏教の教文やキリスト教の聖書、儒教、マホメット教の教義に関して質問しますと、必ず仏教に関しては「私は坊主でないよ、坊主に訊いてくれ」、キリスト教に関しては「私は牧師じゃない、牧師に訊いてくれ」と個々には答えてくれませんでした。


言霊学講話「創造主」(H16年6月・会報193-01)

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2017年05月22日

言霊 言霊学講話・ひたすら坐る

ところが一年、二年しますとその話を忘れてしまいました。三四年たった頃に先生のお宅にお伺いして勉強を終えて、玄関先で靴紐を結んでましたら、先生が「ところで島田さん、明日から来なくていいですよ。」

ギョッとしまして、何か先生に失礼なことを言ったのだろうか。「何故ですか?」と後ろを振り向きましたら、先生は部屋の向こうで背を向けて答えてくれそうにない。取り付く島もない、これはダメだ、何か理由はあるのだろうけれど、解せない気持ちで家へ帰りました。

家に帰って一服しますと、フッとその三四年前に先生から説明された「ある程度分かったら貴方の責任ですよ」と言われた言葉を思い出しまして、「ああ、そういうことだったのか」と腑に落ちました。

当時、私は筑波山から12qくらいの茨城県の下妻という所に住んでおりました。筑波の山並みを臨む森の中に、昔の言葉で言えば隠遁し、来る日も来る日もお弁当を持って森の中に入りました。


言霊学講話「創造主」(H16年6月・会報193-01)

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2017年05月21日

言霊 言霊学講話・コトタマノマナビ

本題に入ります前に、私の回顧談になりますが、言霊の学問の存在を知り、初めて私の先生の小笠原孝次先生(O)の自宅へ「言霊の学問をお教え下さい」とお訪ねしたのは、昭和37年の秋頃だと思います。

当時、先生のお宅は東京の大田区、京浜急行「雑色」駅から歩いて五分くらいの所にありました神社の社務所に住まわれていました。午前十時頃だったと記憶します、「私(S)はこういう者ですが、言霊の学問を教えて下さい」とお願いいたしました。

O/「お上がり下さい」、八畳間に通されまして、
  「何か宗教をお遣りになってましたか?」
S/「いいえ、全然宗教はしておりません。」
O/「お話する前に一つだけお断りいたします。この学問は普通の学問ですと理論的に分かったなら卒業です。ですが、この学問は理論的に分かったところから勉強になります。」
  「そういうわけで、私が、貴方がいらした時にお話しして、貴方が理論的に分かるまでは私の責任です。一生懸命喋らせてもらいますが、貴方が理論的に分かった後は貴方の責任です。それをご承知の上でしたらお教えしますよ。」
S/「結構です。お願いします。」

当時は言霊に関する本がございませんでした。勉強するには先生のお宅へお伺いしてお話を聞くしか方法はありませんでしたから、ちょくちょくお伺いすることになったのです。


言霊学講話「創造主」(H16年6月・会報193-01)

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2017年05月20日

言霊 言霊学講話・禊祓の話が出来たんだ!出来たんだよ!

「何か異様な、外の世界とは全然関係のない会(第三文明会)だな、掌を指すが如くに人類の歴史を説いている、不思議な会があるものだ」と取材した。それを朝日新聞がその取材を取り上げて、それを紹介した。

私は十回以上、この会で何回もお話しさせていただいて、私自身もお話する毎に、太安万侶さんが説いた古事記の言霊を理解し、深め、「我即人類」という立場に立った「禊祓」の話を今回初めてお話することが出来ました。

私も言霊学の奥義である「禊祓の話が出来たんだ!出来たんだよ!」と大空に叫びたい気持ちなのです。

というわけで来月、私の心の中で完結し話をすることが出来るならば、それは、私の意見などどうでもよいことですが、人類の明日に素晴らしい予測を持ってお話をさせていただきたいと思います。


言霊学講話「知訶島」(H16年5月・会報192-04了)

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2017年05月19日

言霊 言霊学講話・言霊百神

その素晴らしい原理が二千年の闇を通じて、ここにフェニックスの如く蘇ってくる。それは素晴らしいこと!昭和四十何年に私の先生の小笠原孝次氏が古事記の百神を説かれて、「これは言霊の教科書なんだ」ということに気付かれ、「言霊百神」の本を出版しました。

この本のまえがきには「言霊の本が出来た!出来たんだよ!と大空に叫ぶ!」の喜びに満ちた言葉を言祝ぎ、言霊の本を書き出しました。

その本が出る前まで、銀座に「八眞茂登」(やまもと)というレストランで先生は関係者を集めて十回に亘り「天地の初発の時」から「三貴子まで」を名講義しました。その講義が終わって本を出版いたしました。

名前は忘れましたが、ニューヨークタイムスとシカゴ・トリビューン両新聞社の特派員が通訳を連れて来ました。


言霊学講話「知訶島」(H16年5月・会報192-04)

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2017年05月18日

言霊 言霊学講話・摂取不捨

その次の段階は、伊耶那岐命が伊耶那美命の客観的な探求の文明を自分の体として取り込んだ自分の心は「どういうようにしたら変わるのか」、心理学的な技術でそれを取りまとめます。

最後の三段階は本当の言霊の動きとして必要にして十分な考える条件を揃えておいて、いよいよ総結論に入ります。この消息を太安万侶さんが丁寧に神話としてまとめていただいた。

いよいよ、ですね、来月、私の心の中でこのことが確かめられて、体験としてお話できるならば、今まで二千年間、神倭王朝第十代崇神天皇が人類文明を創っていく大方針の鏡である伊勢神宮に奉られました「八咫の鏡」と謂われる本体の人間の性能が総て明らかになります。

二千年間のブランクを通じて、その本体である人類の総てを事足りた、総てのものを活かすことが出来る、「これは要る、これは要らない」と言うのではなく、総てのものを一人の生命として吸収して人類社会を建設していく。


言霊学講話「知訶島」(H16年5月・会報192-04)

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2017年05月17日

言霊 言霊学講話・宇宙生命

それ以後、禊祓の結論は高天原の伊耶那岐命が黄泉国を主宰する、客観的な学問を主催する伊耶那美命を自分の身体とし、自分の伊耶那岐命が自分の心とし、心と体が一体なのは宇宙生命、その立場から「禊祓」をするようになります。

そこから衝立つ船戸の神を始めとして五つの神様を生んで禊祓の方針は「こうである」、吸収してきた外国の学問の実相を知るためには、五つの分析をし、基準を定めた上で「禊祓」に入ります。

奥疎の神から辺津甲斐弁羅の神までの六神で自分の身を宇宙そのものの考えで、新しく出てきたものを自分の体に吸収して、それを本当に吸収し終わった時には「どういうようになるのか」を心の中でその運用をよく確かめた上で、「これでよろしい」と結論に至る言霊学そのもののお話を来月からお話しようと思います。

太安万侶さんは「禊祓」に入るまで三段階、初めは完成された高天原の精神文明、今後、素晴らしい勢いで完成していくであろう物質科学文明を対峙させる。高天原・主宰神の伊耶那岐命と黄泉国・主宰神の伊耶那美命との両立を構想としてまとめます。


言霊学講話「知訶島」(H16年5月・会報192-04)

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2017年05月16日

言霊 言霊学講話・岐美離婚の原因

ユダヤ教のお祭りは牛を殺して祭壇に牛の血を流す。ということはウという宇宙、目に見えるウという宇宙を分析して、その血、その内容を見る仕事を心がける黄泉国。その国をよく見て恐れおののいて帰ってしまった伊耶那岐命。

帰る際に、先ほど申しました十拳剣の主体側の最高の真理である「建御雷の男の神」と言われる五十音図で表される判断力を尻手に振りました。ということは、経験した黄泉国の文化を精神的に完成した五十音図の何処に分担すべき性質のものなのかを、ちゃんと考えながら高天原へ帰ってきました。

尻手に振って考えた結論は、主体的な学問と純客観的な学問はちょっとやそっとのことで手を結ぶことは出来ない、そういう宿命を持った各々の学問だということをハッキリ分かった上の「道引きの石」として判断力の道を分ける。

「貴方と私はある時機が来るまで決して交わることがない仕事に携わるべき関係」を確認して、それを離婚という格好として文章に書いてございます。


言霊学講話「知訶島」(H16年5月・会報192-04)

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2017年05月15日

言霊 言霊学講話・音子と音名

その建御雷の後に「…男の神」という「男」が付いています。これを男女で分けますと主体の方、主客どちらが偉いのかではなく、主体を男(音の子)、客体を女(音の名)、「男」ですから主体側の真理と古事記は理っている。

ですから、それを黄泉国なり自分以外に適用したら、それが真理として通用するか、どうか、今後の話ですよということを、この「建御雷の男の神」という神様の名前で匂わしている。

これから始まる「禊祓」は、主体的な真理が客体側の何時何処で適用しても真理として使えるか、使えないかと言う実験なのです。黄泉国と禊祓の章でいよいよその実験を証明しようと太安万侶さんはしているのです。

黄泉国の客観的な物の研究の領域へ行ってしまった伊耶那美命を、主人である、夫である伊耶那岐命は追いかけていきます。そうしますと客観的な物質世界は今から数千年前に始まったばかりの未発達、地についたばかりの騒がしさ。


言霊学講話「知訶島」(H16年5月・会報192-04)

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2017年05月14日

言霊 言霊学講話・主観側の結論

これが人間の二大思考領域。「これがお茶だ」と思ったら、「何故お茶と思ったのか」を心の方で研究する領域(ア)と「お茶とは何ぞや」のお茶を物質として研究する領域(ワ)の二つに分かれます。

sanshin.gifでも、本体の宇宙は一つ。ここに何かがあって、それが、思考が起こると同時に考える方と考えられる方に分れる。本体は宇宙生命で同じもの、でも、人間の思考の宿命として考えると瞬間的に分かれてしまう。

その純粋な主観側の結論としての「禊祓」がございますから、そのことをお気に留めていただくと良いかと存じます。

伊耶那岐命が自分の心の中で最高の心の持ち方を完成して「建御雷の男の神」という名前を付けました。今、サッカーが盛んな鹿島アントラーズの本拠地、鹿島神宮という所に奉られている神様です。


言霊学講話「知訶島」(H16年5月・会報192-04)

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2017年05月13日

言霊 言霊学講話・高天原と黄泉国

それを古事記は五十人の子供を生んで子供の種が尽きた伊耶那美命を「御陰炙(みほどや)かえて…」と表現しています。今で言うと子宮が熱をもって産めなくなってしまった。「…病(や)み臥(こや)せり」と続いて、これは死んでしまったということです。

ですが、次の章では子供を生み尽くして死んでしまった伊耶那美命は黄泉国で活動している、これはどういうことになっているのか。一般図書の古事記の注釈では黄泉(こうせん)、冥界で生活していると日本の国文学者は説いています。

冥界ではなく、思考が働くと同時に頭の中では、考える側と考えられる側に分かれます。高天原の領域は考える側の主体側、純粋な心の領域。

奥さんの伊耶那美命が死んでしまって行ったのは黄泉の国ではなくて考えられる側の客体側の領域。物事を客観的に見て、それを研究する領域。


言霊学講話「知訶島」(H16年5月・会報192-04)

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2017年05月12日

言霊 言霊学講話・両児島

ですが、これからの古事記は
ここに詔りたまはく、「上つ瀬は瀬速(はや)し、下つ瀬は弱し」と詔りたまひて、初めて中つ瀬に堕(い)り潜(かづ)きて滌ぎたまふ時に、成りませる神の名は、八十禍津日 (やそまがつひ)の神、次に大禍津日(おほまがつひ)の神。
この二神(ふたはしら)は、かの穢(きたな)き繁(し)き国に到りたまひし時の、汚垢(けがれ)によりて成りませる神なり。
この章は来月に持ち越しますが、このように太安万侶さんはどういうようにこの「禊祓」を説こうとしてきたか。その心の中に入ってそれを説明してみたいと思います。そうしますと太安万侶さんの結論がどれだけ素晴らしいことか。

もし、これが分かったならば、人類の指針として「衝立つ船戸の神」を掲げたことと同じくらい素晴らしいことであると、言外に太安万侶さんが教えて下さっている章です。

太安万侶さんが「禊祓」をどのように説いたかをお浚いしてお話します。
前にお話しましたように伊耶那岐命は奥さんの伊耶那美命が黄泉国へ行ってしまった。


言霊学講話「知訶島」(H16年5月・会報192-04)

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2017年05月11日

言霊 言霊学講話・イキる

前の会報に「イる」という境地が分かったなら、人間の最高の境地と申し上げました。「イる」という境地は総てのことを分かっていて何もしない。けれど、何かやらなければならない時には、「では、な」と立ち上がる姿を日本語では「イキる」と申します。

「イる」に「キ」が入る、それは父韻の活動の総てを分かった者が人類本来の知性の根源である力動韻(父韻)を意識的に使う時に宇宙が動きます、文句なく動きます。それを自分の心の中で自覚する段階がイの次元です。

そのメカニズムを教えてくれているのは、五千年前の日本の霊知り、その教えを纏めたのが、今から千三百年前に太安万侶と言うが天才的な人が、神話というふざけた形の指月の指で古事記を編纂しました。

今までお話した「衝立つ船戸の神」から「辺津甲斐弁羅の神」までは、神様がどういう意味なのかを「察しなさいよ」、つまり「禊祓」の時の人間の心の運びはこういうことですよとお話し申し上げました。


言霊学講話「知訶島」(H16年5月・会報192-04)

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2017年05月10日

言霊 言霊学講話・イの境地を自覚する

何故、このように細かくしっかりと区別してお話出来るかと申しますと、これからお話する「禊祓」の本番、言霊の動きによって「禊祓」の行を五十の言霊が自由に踊って素晴らしい人間の現象を生み出していく前説になります。

「帰ったらカレーライスでも食いたいな」と思った、それはどういうことでそう思ったのか。言霊が物凄い勢いで頭の中でクルクル活動し、それらを全部意識して、人間の生命を直視する時にだけ出来ることです。

言霊の先天活動として母音で表せる人間の魂の故郷。尊厳、つまり宇宙。宇宙のイ段は母音であると同時に人間の知性である父韻の働きである性能、いわゆる、大自然の性能と同時に人間の知性の根源でもある。

そして、イの境地を自覚しますと大自然であると同時に宇宙を創造する役目をいたします。宇宙の創造神を想像した時、あちこちに動き回っているかと言えば、ジーッと坐っていながらに総てのことを知ることが出来る。


言霊学講話「知訶島」(H16年5月・会報192-04)

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2017年05月09日

言霊 言霊学講話・霊葉(ヒバ)

言霊として説明がつくことが出来るならば、言霊を「霊葉」(ヒバ)と申します、光の言葉。ヨハネ伝の冒頭には「太初(はじめ)に言(ことば)あり。言は神と偕(とも)にあり、言は神なりき。この言は太初に神とともに在り」と書かれてあります。

神である言葉、それは人の光なり。その光の言葉を加えなければなりません。外国の一切の文化を絶対に別け隔てなく吸収して、それに新しい生命を与えて、総てのどんな悪人もどんな善人も活かして、その総合体として世界の文明を創っていく。

その大事業は決してよりどのようにしたら成就し、総てを生かしていく、その時にどういう言葉を原動力して発するべきかの作業が次です。

こういうように人間は心を運んでいる、運用している詳細は太安万侶の文章から初めて「ああ、そうだったのか」と分かりますことで、世界の心理学者が千人集まりましてもこんなに詳しくは説明して下さいません。


言霊学講話「知訶島」(H16年5月・会報192-04)

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2017年05月08日

言霊 言霊学講話・同じ言葉としてまとめる

奥津甲斐弁羅(おきつかひべら)の神、次に辺津甲斐弁羅(へつかひべら)の神・・・
 「甲斐」は地名と関係なく山と山の間の峡谷のこと。出発点の状況を結果に向かってどういうようにしたら行き着くことが出来るか。出発点から終着点にまとまるにはどういう力が必要なのか。

 この両方の力は実は分かれているものではなくて、頭の上では分かれていますが、それを推進していくには同じ言葉としてまとまらなければなりません。それには奥と辺の間を縮めなければなりません。

 回を減らすから「かひべら」、何だ、そんなことかと思われるかもしれませんが、心理学的に皆「どうしたら良いかな」の時には必ずこの操作をしています。ご自分の心をよく観て下さいませ。

参照リンク)
 言霊 日本と世界の歴史・喜んで納得してもらう
 言霊 日本と世界の歴史・何とか仲良くなりましょうよ

 自分の心の判断力の言葉によって心が動いていくには何かの助けが必要になります。それはどのような助けの言葉なのか。これからは心理上の説明ではなくて、人間の心の中に起こっていることをイ段の言霊の動きとして述べる章に入ります。


言霊学講話「知訶島」(H16年5月・会報192-04)

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